ブルース・リー フィルモグラフィ

燃えよドラゴン (1973)
龍爭乕鬥(龍争虎闘) Enter the Dragon

アメリカ・ワーナー・ブラザース、香港・コンコルド・プロダクション(協和電影)共同製作
米配給ワーナー・ブラザース (1973.8.19公開)
香港配給ゴールデン・ハーベスト(嘉禾電影)(1973.12.18〜1974.1.6公開)
日本配給ワーナー・ブラザース (1973.12.22公開)
制作・フレッド・ワイントローブ&鄒文懐(レイモンド・チョウ)、監督・ロバート・クローズ、脚本・マイケル・オーリン、音楽・ラロ・シフリン、アクション指導・ブルース・リー
キャスト
ブルース・リー=李、ジョン・サクソン=ローパー、ジム・ケリー=ウイリアムス、石堅(シー・キェン)=韓(ハン)、アーナー・カプリ=タニア、芽瑛(アンジェラ・マオ)=スー・リン、鐘玲玲(ベティ・チュン)=美玲(メイ・リン)、楊斯(ヤン・スエ)=布路(ボロ)、他

概略

わた〜っ!ブルース・リーの名を世界中に知らしめたリーの代表作といえる作品ですね。
作品的にはもうB級映画の見本のような作品ですが、生の肉体による格闘戦がそれまでの映画の常識をぶち破り、数多の模倣作を生むなどこの映画が全世界の映画界に与えた影響ははかりしれないものがあります。

監督のロバート・クローズはドキュメンタリー映画出身で2度ほどアカデミー賞の候補にもなったことのある人。
共演者のキャスティングのため候補者の一人の出ている『闇の閃光』(Darker than Amber)を参考として見せられたリーが、その俳優は気に入らなかったもののこの映画自体を気に入り、この映画の監督=クローズに監督を引き受けて貰おう、とリーの発案でクローズがオファーされたそうです。
一部を除き撮影の殆どは香港でされ、1973年1月〜3月に撮影、基本的な編集はワーナーが行い、それにを元にアジア圏用のバージョンが香港側で制作されました。
音楽を担当するラロ・シフリンは『ブリット』や『ミッション・インポッシブル』(スパイ大作戦)のテーマで有名な作曲家ですが、この『燃えよドラゴン』も彼の代表作となった作品で、当時のヒットチャートにランクインするなどサントラレコードも大ヒットし、映画史に残る音楽となりました。

余談ですが、中国語タイトル『龍爭乕鬥』の「乕」は「虎」の異字体で香港版ポスターや映画本編のタイトル等ではこの文字でしたが、活字では「虎」が使われてますね。「鬥」(トウ、たたかう)は「鬪」の略字で「門」に似てますが全く別の字。読みの通り現在の日本式略字「闘」に統一されていますが、かつては日本でも使用されていたちゃんと日本語になっている字です。最近出ているブルース・リー関連の本では”龍争虎門”と表記されてあるものがありますが、これは明らかに読み間違い。

ファンの方や作品をご覧になった方ならお判りの様に、ストーリー的には007のカンフー版といった内容で、英国情報部の依頼でリーが武術大会に乗じて開催者の裏の陰謀を暴くという内容ですね。
初めて見た時からストーリー的にはいまいちこなれてないかなという感を抱いていましたが、最近また改めて見て思ったのは主人公であるリーの登場シーンが意外に少ないなと思った事でした。
勿論、映画的にはリーの他にジョン・サクソン演ずるローパーとジム・ケリー扮するウイリアムスとの3人が主役で等分にそれぞれのエピソードが語られる為、リーの部分だけ見ると余り話しが詰められる事なくクライマックスになってしまう印象を受けます。
リーのセリフも他の出演者に比べて少ないな、なんて思ったりしましたが、日本ヘラルドが作成したパンフレットにリーの全セリフが掲載されているのを見ると確かに少ない。日本語にしたら400字詰め原稿用紙1枚に収まってしまいそうです。しかも見るとその1/3は脚本にはなく、後から追加されたシーンでのセリフ。また映画で美玲(メイ・リン)との会話シーンの後は3言しかリーのセリフがない。リーの英語の発音が悪いからということでセリフが押さえられたのでしょうかね?

幻のオープニングシーン

当初の監督の構想ではオープニングは、ハンが出した武術大会の招待状をバイクに乗った女の子が空港まで送り届けるというシーンでした。テーマ曲をバックに女の子の運転するバイクの視点で香港の街並みを紹介する意味合いのあるシーンで、困難な条件の下撮影期間の極初期に撮影されたそうですが、その後、リーのアイデア等による素晴らしいオープニングシーン等も撮影された結果、完成版では使用されませんでした。

オープニングシーン

そのオープニングシーン。完成版ではリーとサモ・ハン・キンポーの試合のシーンから始まります。サモ・ハンの体格の割に身のこなしが軽いのにちょっとした驚きを感じたシーンでしたが、この当時はサモ・ハン(という名さえ知らなかった)がどういう人物かはまだ知られていなかったですね。

高僧とリーの問答

サモ・ハンとの試合のシーンの後、特別編及び香港版ではアメリカ劇場公開版(日本劇場公開版)にはないリーと高僧の対話のシーンになりますが、このシーンではリーの武道哲学が語られるとても印象的なシーンです。後に『死亡の塔』でこのフィルムが流用されていますが、セリフは全く違いますね。最近ようやく日本公開された映画『ブルース・リーの生と死』でもこのシーンを見ることが出来ます。このシーンを含むオープニングクレジット前のシーンはリー自身が監督したとも伝えられていますが、ロバート・クローズ著のこの映画のメイキング本『ブルース・リーの燃えよドラゴン完全ガイド』(白夜書房)を見るとクローズがこのシーンの演出をしている写真も掲載されています。まあリーの発案によりクローズの監督のもと撮影されたというのが事実でしょう。この会話の詳細はこちら。

スパイ(ク)・リー

リーの元に英国情報部の人物が訪れ、少林寺拳法の達人で今は破門されているハン(シー・キェン)という人物が自分の島で開催する武芸大会に是非参加してくれと要請します。というのも大会の主催者のハンは陰で覚醒剤の売買をしている悪人で大会出場の名目で島に行き証拠をつかんで欲しいという。
リーは言います、「銃があれば一発で解決するじゃないか。」と。英国情報部といえば007を始め名うてのスパイのそろっている所。わざわざリーに頼まなくたってジェームズ・ボンドがいるじゃあないか、というわけ。それに対しての英国情報部のブレイスウエイトの答、ハンの島は銃器の持ち込みが禁止されている上、武芸者以外入り込めない、そこでジェームズ・ボンドではなくリーにお鉢が回ってきたという理由付けがここでされています。余談ですが、この映画が公開されたあと作られた『007黄金銃を持つ男』あたりでは「燃えよ」の影響をモロに受けてジェームス・ボンドもカラテを使い始めるのが笑えますね。

吃驚仰天の主演者

香港での撮影で現地スタッフがかき集めてきたエキストラなどには、監督のロバート・クローズも驚いたそうです。何しろ地下牢に閉じこめられている囚人はそこらの道端から集めたホームレス達、娼婦役は現役の娼婦が調達されたとか。特に娼婦達には日頃の日銭に見合うギャラを出さなければならなかった為、役者より高い金を払ったとか。またハンの手下達も本物のヨタ者だったりするので、この頃ブルース・リーの名声はかなり鳴り響いていた事もあり、撮影現場でブルース・リーに挑もうとするヨタ者が後を絶たず、リーも軽くやっつけていたそうです。
このへんの話はロバート・クローズの『ブルース・リーの燃えよドラゴン完全ガイド』にも詳しく記されています。
また、リーの仲間としてハンの島に潜入している女性諜報部員・美玲(メイ・リン)役の鐘玲玲はクラブ歌手が本業とか。そういえば映画の始めの方でブレイスウェイトが美玲の写真をリーに見せるシーンがありましたが、ホントに諜報員か?というまるでスターブロマイドのようなポーズを付けている美玲の写真がなんか可笑しかったのを思い出しました。ブロマイドと言えば、「ドラゴンへの道」の始めで主人公リーが持っているノラ・ミャオの写真も同様で、「エヴァンゲリオン」の第一話で主人公が持っているのミサトの写真より面白いかも。。

とても優秀な諜報部員・美玲

島に着いた夜、その美玲を部屋に呼んだリーは美玲に何か手がかりを掴んだかと聴きますが、美玲は周りの警戒が厳しくてまだ何もつかめないという。
次の夜、リーは宵闇に乗じてスパイ活動を開始しますが、はやくも数十分後、庭の通風口らしき所の扉をあけて見るとなんと地下工場らしきものを発見(笑)、その時は見張りに見つかって逃げ出しますが、さらに次の夜同じ場所から地下に降りるとなんと阿片を製造している現場を発見します。
うーん、単純過ぎ(^_^;。なんのひねりもなく殆ど探す間もなく見つかってしまうのは。。本職の美玲は一体何やってたんでしょう。警戒が厳しいとは言う物の。。。(^_^;)
案外、美玲も実はリー同様即席スパイだったりして?リーに先立ってハンの島に潜入したという美玲は一体どういう口実の基入り込んだのだろうと、初めてこの映画を見たときからずっと疑問に思っていたのですが、例えばハンが「ホステス募集」の求人広告(笑)を出しているのを見たブレイス・ウェイトがナイト・クラブにいた美玲をスカウトしたとか(^_^;)。であれば、ブレイス・ウエイトが持っている美玲のドレスアップ姿の写真も納得いきますね(^_^;)

月光仮面

スパイ活動を開始したリーが塀の上を駆け上がって行く姿を散歩していたウイリアムスが遠くから見かけてふともらす言葉。
ワーナー映画が劇場で上映した物ではそのセリフの字幕が「月光仮面だ」。英語が分からなかった時分はアメリカにも月光仮面がいるのかと思いそうになりましたが(^_^;)、後の国内版ビデオや先頃日本ヘラルドがリバイバルした物では「鳥人だな」と改められています。
ところで、オリジナルの英語ではそのセリフは「A Human Fly...」(ハエ人間)。今風に字幕を付けるとしたら「”ザ・フライ”だ」というのが一番オリジナルのニュアンスに近いでしょうね。

ビッグ・バトル

地下工場に潜入しようとするリーですが、前日入り込んだ場所にコブラが待ちかまえています。それを捕まえ再利用するリーですが、撮影時にリーは誤って本当にコブラに噛まれてしまい、撮影が中断するハプニングもあったとか。
地下工場で見張りに見つかり大乱闘が繰り広げられますが、この時の番兵の一人でワンカットだけジャッキー・チェンが登場するのは結構知られていますね。ジャッキーが後ろからリーを羽交い締めにしますが、あっさりかわされ首をへし折られておしまい。
話が前後しますが、ユン・ピョウも翌朝の大乱闘のシーンでその他大勢の一人として姿を見る事が出来ます。彼は俳優のダブルとしてリーのスタントアクションも担当。
地下工場の闘いのシーンでリーが番兵のヌンチャクを取る直前、棍で敵兵をなぎ倒す時の敵兵役が余りにマンガ的な倒れ方をするのが笑えます。折角のリーのアクションが相手の大根演技で台無し(^_^;。そういえばウイリアムスがハンの番兵を倒すシーンでも番兵が自分から後ずさった後いきなり自分で窓を突き破るのにも笑えました。(^_^;)

拳法の達人?ハン

この映画で気に入らない所を1つだけあげろと言われたら真っ先にあげたくなるのが敵の大将ハンがあまりに弱くて素人然としている事でしょうか。
『ブルース・リー ドラゴン伝説』(白夜書房)の注釈ではリーがハン役の石堅の美しいアクションに目を留めたリー自身の希望でキャスティングされたとなっていますが、本当なんだろうか?信じられません(^_^;)。本当に少林寺拳法の使い手なんだろうかと思わず思ってしまうほどリーの相手にならないし石堅の動きもぎこちない。因みにロバート・クローズの『ブルース・リーの燃えよドラゴン完全ガイド』の方では”リーの相手をするには石堅の動きは遅すぎた”とも書いてあります(^_^;。やはりクライマックスならある程度リーと互角にやり合う相手にして欲しかったというのが小学生の時に初めてこの映画を見た時から思っていた事でした。せめてボロが相手でももう少し見栄えのするシーンなったのではないかなと思ったりもします。

リーのアクションの違い

この映画の素晴らしい所、それはこの映画がヒットした最大の理由でもありますが、ブルース・リーのアクションに尽きるのは異論の無いところだと思います。
映画的に誇張されたものであるとはいえ、やはり普通の役者がするアクションとはひと味違うのがリーのアクションでもありますね。
例えばウイリアムス役のジム・ケリーがキックを出しているシーンを見ると出した足がどうしてもその場に残ってしまっていますが、リーの場合だと蹴り技を出した時、次の攻撃に移れるように、必ず出した足を素早く戻し元の体勢を保とうとします。これは普通に見ていると違いが余り見えないのですが、フィルムを逆回しにして見てみるとこの2人の動きの違いが明確に分かります。ジム・ケリーの場合だと逆回しに見るとノロノロと足が差し出された後素早く足が戻りますが、リーは正回転でも逆回転でもスピードは変わりません。お持ちのビデオデッキが逆転再生可能な機種なら一度確かめて見るのも一興でしょう。勿論、ジム・ケリーにしても空手のチャンピオンになっている人ですから素人ではないのですが、リーはさらにそれを上回ると言うことでしょうか。

燃えよドラゴンのバージョンの差異

『燃えよドラゴン』には様々なバージョンがありますが、大まかに分けると日米欧公開の元となったワーナー映画版と、日本を除くアジア圏で公開されたゴールデンハーベスト版に分けられます。そのなかの代表的なバージョンを記して置きます。

■ワーナー版■(英語版、他)

ワーナー版チラシ日本ヘラルド版チラシ日本で公開された英語版や欧米で公開された物はこちらが元になっています。
英語のセリフは出演者自身による声で最も撮影時に近いバージョンです。
メインタイトルのバックでローパーとウイリアムスがそれぞれ香港に降り立つ描写がされます。
日本版ビデオ&LDやアメリカ版ビデオで見れるのがこのバージョン。73年初公開の物と80年頃リバイバルされた物では若干編集に異なる部分があるとの事ですが未確認。確かに初公開当時発売されたドラマ完全収録盤サントラの音声も現在発売されているビデオとは差違が若干あるのですが、、、。

■ワーナー版(ディレクターズ・カット/デジタル・バージョン)■(英語、他)

特別版チラシ特別版(監督さんはとうにお亡くなりになっているのに、何故”監督編集版”なのだろう??(^_^;))は、香港版のみだったオープニングタイトル前のリーと高僧の会話のシーンと、クライマックスの鏡の間での対決シーンの2つのシーンを追加したものです。音声はドルビー・デジタル(5.1チャンネル・ステレオ)にリミックスされていますが、音楽など復元し忘れの箇所が多々あり(笑)。『死亡の塔』に流用されたカットシーンは入っていませんでした。復元されたシーンのリーのセリフは他人が吹き替えています。
日本では1997年11月1日に東京国際ファンタスティック映画祭で上映され、ビデオ先行発売、1999年6月5日に日本ヘラルド映画配給により一般公開。

■ゴールデン・ハーベスト版■(北京語・広東語、他)

日本以外のアジア各国で公開されたバージョンです。
ワーナー映画側で編集された物を元に独自のフッテージを追加し香港用にセリフを吹き替えた物で、上記ワーナー/ディレクターズカット版の元になっているバージョンです。
オープニングの格闘シーンの後、ブレイスウェイトの来訪シーンとの間にリーと師範との会話シーンが追加されている他、クライマックスの鏡の間のシーン他、2,3ワーナー版にはないシーンがあります。
ワーナーが編集した物を元にしていますが、ワーナーが実際に公開する以前の編集版が元になっているようで、その為ブレイスウエイトとリーの会話シーンの一部などワーナー版が公開時に最終的にカットしたシーンがカットされずに残っていて、結果的にはワーナーの”ディレクターズカット版”よりも長いバージョンになっています。
後に広東語版も作られましたが、制作当時のオリジナルは北京語版で、出演者の声は全て北京語声優による吹き替えです(当然ながらリーは北京語は話せない)。但し、ブルース・リーの怪鳥音だけは英語版からの本人の声を使用しています。
オープニング・クレジットは写真のコーラジュによる独自のタイトルで、ワーナー版にあったローパーとウイリアムスの香港到着シーンはカット。
また、北京語版ではこのメインタイトルの音楽はブルース・リーの怪鳥音やSEが入っていない物が流されていました。(広東語版では英語版同様怪鳥音が入っています。)

■台湾リバイバル版■(広東語・北京語)

香港盤ビデオCDでのみ見ることが出来るバージョン。台湾でリバイバル上映された時のバージョンだそうです。
ゴールデンハーベスト社のバージョンを元にしていますが、メインタイトルがゴールデンハーベスト版が写真のコラージュだった物を「死亡遊戯」国際版冒頭のリーの叫ぶ顔のコラージュ+燃えよドラゴンのメイキング映像に差し替え。
それに伴って中国語クレジットタイトルもオリジナルは右書きだったのに対して現在の左書き表記に変更。
冒頭のリーと高僧の問答のシーンが大幅にカットされている上にブレイスウェイトの来訪シーンやリーがラオにコーチするシーンが丸々カットされている他、ハンのパーティシーンの一部やHシーンが削除されています。

ビデオソフトいろいろ

あちょ〜私が確認しているビデオソフトを紹介。

■国内版■
国内版は全てワーナーホームビデオから発売されていますが、3種類のマスタリングによる物が過去発売されています。
何れも英語版。

■アメリカ版■
アメリカ版は基本的に米・ワーナーの販売する物ですが、一部中国の会社による香港版も発売されています。

■香港版■

■シンガポール版■

■台湾版■

上の限定版は台湾でのリバイバル版だそうですが、こちらはオリジナルのバージョン。中英文字幕は当初の右書きのままで最もオリジナルに近いバージョンでしょうか。PALベースの香港版VCDと違いこちらはNTSCベースの映像なので、日本のVCDorDVDプレイヤーで再生しても画面の違和感はありません。ジャケットのデザインがいいですね。カートンBOX入り。

■マレーシア版■

■タイ版■

■その他のソフト■

当時の8mmカタログビデオテープが無い時代、映像ソフトと言えば8ミリフィルム。「燃えよドラゴン」もフジフイルムから8ミリフィルムソフトが出ていましたが、8ミリフィルムソフトのパターンとして収録時間は15分程のダイジェストで価格は¥1,5000程、当時欲しくてたまらなかったですが、そんな大金を持っているはずもない子供だったので雑誌の広告を眺めるだけで慰めていました。
アメリカでも8ミリのソフトは出ていたと思います。
そのころ8ミリソフトの輸入販売をしているある業者が「燃えよドラゴン」のメイキングフィルム(10分程度)を販売していましたが、それは買えず、アメリカ劇場用予告編フィルム(コレクターが持っているフィルムを8ミリフィルムにコピーした恐らく海賊版−5〜6000円程度)を、お金を貯めて買ったのを今でも持っています。後にこの業者がこのメイキングフィルムとリーの主演作品のアメリカ版予告編を1本のビデオにまとめた『これがブルース・リーだ』というビデオも販売していました。
(このビデオソフト自体は見た事はないですが、この「これが・・・だ」シリーズの他のタイトルを見た限りでは、マスター作成からダビングまで全て家庭用ビデオデッキで編集されたと見られる最悪の画質でした)
その他60〜80分程度の長さの輸入版フィルムが6万円程で売られていました。

サントラ

他のリーの香港時代の作品と違ってこの作品はアメリカ映画でもあることからちゃんとしたサントラが出ていますね。

シングル
アナログEP:ワーナーパイオニア P1262(廃)

A: 燃えよドラゴン
Theme from Enter the Dragon
  B: ビッグ・バトル
The Big Battle

サントラではエンドタイトルの出だしとオープニングクレジット曲がくっつけられたものがテーマ曲として収録されてますね。「ビッグ・バトル」はアルバムでは「大激闘」という曲名です。 

音楽編
LP:ワーナーパイオニア P8435W(廃)/CD:ワーナーミュージック WPCP-3857 90.9.25(再発 WPCR-519 95.11.10)

A:1 燃えよドラゴン
Theme from Enter the Dragon
  B:1 ハンの要塞島
Han's Island
2 サンパン
Sampans
  2 必殺!飛燕蹴り
The Human Fly
3 高僧
The Monk
  3 竹牢破り
Bamboo Bird Cage
4 ジェントル・ソフトネス
The Gentle Softness
  4 鏡の中の決闘
Broken Mirrors
5 大激闘
The Big Battle
  5 燃えよドラゴン(リプライズ)
Theme from Enter the Dragon

リー関連で日本でCDがでているのはこの音楽編だけですね。

ドラマ編(ダイジェスト)
 LP:ワーナー・パイオニア P10016W(廃盤)

A:1 オープニング〜燃えよドラゴン
Emortional Content / Theme from Enter the Dragon
  B:1 宿敵オハラとの激突
The Big Battle
2 トーナメントへの招待
Invitation to the Tournament
  2 麻薬工場への侵入
Nunchaku
3 武器のない島
Island of No Guns
  3 鏡の部屋〜燃えよドラゴン(リプライズ)
Broken Mirrors / Theme from Enter the Dragon
4 母と妹への誓い
Respect to Sister and Mother
     
5 闘わないで勝つ
Fighting without Fighting
     
6 怪僧ハン登場
Han's Island
     
7 島の秘密
Secret of Island
     
8 闇夜の偵察
The Human Fly
     

リーのセリフを完全収録(でも一部抜けてるところがある)したダイジェスト盤。ロードショー誌の企画で作られた日本独自企画盤。BGMなどがはずされていたりとレコード独自のミックスがされています。

ドラマ編完全収録盤
 LP:ワーナーパイオニア P5526〜7(廃盤)

Disc 1 A:1 ドラゴン!
Exhibition
  B:1 船上の賭け
A Little Action
2 トーナメントへの招待
Invitation to the Tournament
  2 闘わずして勝つ
Fighting without Fighting
3 燃えよドラゴン
Theme from Enter the Dragon
  3 ハンの要塞島〜宴会〜メイ・リン
Han's Island / The Banquet / Mei Ling
4 武器のない島
Island of No Guns
  4 オハラ登場〜試合開始
O'Hara / Tournament
5 妹の死〜母への誓い
Sister's Death / Respect to Sister and Mother
     
6 ローパーとウイリアムス、島へ
Roper and Williams
     
         
Disc 2 A:1 闇夜の偵察
The Human Fly
  B:1 麻薬工場への侵入
Nunchaku / Braithwaite
2 宿敵オハラとの激突
O'Hara's Death
  2 囚人の解放〜大決戦
The Big Battle
3 ウイリアムス危うし!
Williams vs Han
  3 鏡の部屋〜燃えよドラゴン
Broken Mirrors / Theme from Enter the Dragon(Reprise)
4 ハンの誘惑
Han and Roper
     

上記ダイジェスト盤では一部リーのセリフが抜けている箇所があったので、という事で出された2枚組による完全収録盤。1秒たりともカットしていないと豪語しているわりには、実は2カ所カットされてる箇所が・・(笑)。しかしこのカットされていた箇所は初公開時の日本公開版では本当になかったような記憶も、、、。個人的には面の変わり目で音がフェードアウトするのが唯一の不満でした。あ、あとSTEREOって表記されてますがこれも大嘘(^_^;)。当時の劇場公開時の字幕が対訳として添付されているのが劇場公開時の雰囲気があってよいです。

音楽編(ニュー・リストア&リマスター盤)
 CD:ワーナーホームビデオ 15923-00-CD 98.5.19(米)/98.12.18(日)

1 Prologue - The First Fight   9 Into the Night
必殺!飛燕蹴り
2 Main Titles
燃えよドラゴン
  10 Goodby Oharra
3 Su-Lin (The Monk)
高僧
  11 Bamboo Birdcage
竹牢破り
4 Sampans and Flashbacks
サンパン
  12 Han's Cruelty
5 Han's Island
ハンの要塞島
  13 The Human Fly
※「必殺!飛燕蹴り」の別編集版+α
6 The Banquet   14 The Big Battle
大激闘
7 Headset Jazz   15 Broken Mirrors
鏡の中の決闘
8 The Gentle Softness
ジェントル・ソフトネス
  16 End Titles
燃えよドラゴン−リプライズ
      17 Main Titles (Alternate)
燃えよドラゴン(未使用版)

ワーナービデオから発売されている25周年記念コレクターズセットのビデオに添付されているCD。今の所単品発売の予定はなし。
これまでサントラ未収録だった曲も含め、大体のBGMが収録されていますが、CD用に細々と再編集されています。メインタイトルはサントラ用のミックスではなく実際に映画本編で使用された元のバージョンで怪
鳥音は付け加えられていません。最後のアルタネイト版はテーマ曲のNG版ですが、最終OKテイクに比べて曲のエンディングが1分程長いのがなかなか面白いです。

 

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Last Modified 28,May.1999 takeboh@takeboh.com