E姐的世界出張所

 李小龍電影回顧展レポート補完版
「アチョー!」はギャグだった…かもしれない (TEXT by Eちゃん)

はじめに
細路祥
千萬人家
苦海明燈
孤星血涙
早知當初我唔嫁
詐癲納
甜姐兒
雷雨
人海孤鴻
死亡遊戯之旅
おわりに
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「苦海明燈」 A Son is Born '53 白黒 字幕なし

や、やられた!一応、リー先生は主役の“陳天生”役で、いろいろ悲惨なめに遭うものの頑張って、私生児というハンディをのり越えて、最終的には勉強して立派な医者になる…というストーリーなんだけど!なんだけど!結局「リー先生が主役」というよりかは、ただ単に「主役である、変な、マヌケな、つまらない、くだらない、やなオヤジの少年時代を演じたに過ぎない」ってのが、正しい解釈なのでしょうね。
気がついたら、途中から“張活游”という名の、知らない俳優に、主役がバトンタッチされているのである。ちょうど「おしん」役が、子役・小林綾子から田中裕子にバトンタッチされたのと同様に、である。別に私は「橋田ファミリー」のまわし者ではないが…。
で、何が「やられた」かって、この“張活游”とかいう俳優、この当時ですら推定年齢40〜60歳(要するに推定が難しい)くらいのご年配で、藤山寛美氏に“生き写し”という程似ていて、かと言って、腹黒く私利私欲に走った様な三段腹や、ハゲ具合や、でっぷり脂肪がついてテカテカ光り輝く様な頬の辺りのお肌は、藤山寛美氏と言うよりかは、毛沢東主席に“生き写し”という程似ている。。。とも言える。別に故・毛主席が「腹黒い」と言ってるわけではなく、この“張”とかいうオヤジの特徴として、容姿は藤山寛美、しからずんば毛沢東主席に似ているものの、およそ「しまり」というものが全く感じられない余分な脂肪のつき方をしていて、肌にも無駄な油脂がのっているのか、やたらツヤツヤ、テラテラ光っていて、男なのに唇の色が何故か真っ赤で、声も拍子抜けする程甲高く、志村けんのバカ殿様の様で、しかも「女言葉」で喋っているかのように(廣東語には、特に「女言葉」ってゆう区別はないのだが)話し方もベタベタしている。要するに「見ていて、あまり愉快な人物ではない」と言うか、早い話が「気持ち悪い」のである。どこをどう間違えたら、リー先生がこのオヤジに変身してしまうのか…納得いかず。
そうこうしているうちにも、客席にあのセルゲイ(推測)の姿をまたまた発見!
前回と同じボロボロの服に、大きなバックパック…泊まっている宿(決してホテルではなく、ゲストハウスと呼ばれる安宿だろう)には、シャワーが無いのか?それとも野宿か?
きっと「ウクライナ発電所」かなんかに「技術工」として勤務していて、有給休暇をとって「ウラジオストク」経由で、船で香港までたどり着いたんだろうなー…などと、また憶測する。しかし、ウクライナ発電所を有給とって休んでまでも、何故こんなわけのわからない(筈の)白黒映画を観に来るのか?その目的はいまだ謎に包まれたままである。

見どころ

<その1>
リー先生の反骨精神に満ちた、意志の強い瞳の輝きと、花形満の様な髪型。

<その2>
変な、マヌケな、つまらない、くだらない、やなオヤジの顔のテカリ具合と、バカ殿様のような甲高い声。そして男のくせに真っ赤な唇!(白黒なので真っ黒にも見える)

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