ブルース・リー フィルモグラフィ
| BRUCE LEE in G.O.D 死亡的遊戯 (2000) |
| G.O.D 死亡的遊戯 |
制作、配給:日本・アートポート
2001年1月13日公開 (2000年11月25日限定プレミア上映)
制作:松下順一、監督:大串利一、脚本:新田隆男、大串利一、音楽:遠藤智博
キャスト:デビット・リー、ブルース・リー、田俊(ジェームス・ティェン)、陳元(チェン・ユアン)、ダン・イノサント、カリーム・アブドゥール・ジャバール、池漢載(チー・ハンサイ)、他
ブルース・リー死去の為未完のまま遺された「死亡的遊戯」の膨大な撮影フィルムの内、現存する映像を元に新たに編集し直し、クライマックスの闘いのシーンをブルース・リーの当初の原案に最も近い状態で見せてくれる映画です。
映画前半は「死亡的遊戯」の制作に情熱を傾けるブルース・リー(デビッド・リー飾)の姿をドラマ仕立てで描き、後半は実際のクライマックスシーンの映像という構成になっています。
前半の再現ドラマでは残された塔のスケッチやオープニングシーンのプロットなども登場し、関係者のインタビューも交えながら本来ブルース・リーが目指していた「死亡的遊戯」とはどのような作品であったのかを描く内容になっていますが、やはり何といっても後半40分間、このフッテージこそこの映画の目玉であり存在価値のあるところですが、1972年撮影フィルムの内現存するものを元にした延々40分間に及ぶ塔の闘いの映像が凄いの一言です。
クローズ版ではその一部しか使用されなかったジェームズ・ティェンの闘いや存在を完全に抹消されていたチェン・ユアンが如何にブルース・リーと絡み、塔の番人と闘って行くのか、この作品でその全貌を目にすることが出来るのは貴重な事ですね。
リーの二人の従者、一応味方なのでしょうが、人の抜け駆けをして上に昇ろうとしていたり、ブルース・リーが余り危機感なく余裕な表情を見せていたり、クローズ版では余り強い印象を受けなかった池漢載が目茶目茶強く描かれていたりと、これまで目にしてきた映像とはかなり違った印象を受け、目から鱗だったりもします。
本来ブルース・リーの生前に映画が完成していたのであればカットされていたかもしれないシーンもあるでしょうが、この映画はあえて撮影フィルムを最も完全な状態で編集することを目指しているようで、そういう意味では本来見ることの出来ないシーンも見ることの出来るのは有りがたいですね。もちろんブルース・リー本人の手で完成された方がベストには違いないでしょうが、、。
エンドクレジット前にNGテイクを集めたサービスシーンがありますが、こちらも本来なら見ることの出来ないシーンですから(全てではないでしょうが)見ることが出来るのは貴重です。
NGシーンで改めてブルース・リーの凄さを垣間見ることが出来る面もあったりして、本編を見ただけでは気付かない側面に気付くことが出来るのは意外な収穫かもしれません。
しかしこの映画でブルース・リーが作ろうとしていた「死亡的遊戯」という未完の作品の全ての謎が解けた訳ではないと私は思います。
この映画の主眼は現存する未公開フィルムがどのようなものであったかを世に送り出す事であり、ブルース・リーと2人の従者の不可解な関係や撮影されなかった塔の下のフロアの詳細、ラストシーンの意味などなど、依然謎を残しています。
この辺はこの映画が足がかりとなってまた議論され明らかになって行くのではないでしょうか。
| 関連リンク |
G.O.D inc. フィルム発掘から制作公開まで携わったG.O.D inc.のページ。
eMOVIE - BRUCE LEE in G.O.D オンラインプロモーションページ。
Art Port Homepage G.O.Dを制作したアートポートのページ。
USE DIRECT G.O.Dサントラのページ。
Last Modified 19,Feb.2001 takeboh@takeboh.com