ブルース・リー フィルモグラフィ
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アメリカ・MGM映画作品
米配給MGM (1969.10公開)
日本配給MGM日本支社 (1970.12.8公開)
香港公開題『醜聞喋血』(1969/9/25〜1969/9/30公開)
制作・ガブリエル・カツカ&シドニー・ベッカーマン、監督・ポール・ボガード、脚本・スターリング・シリファント、音楽・ピーター・マッツ
キャスト:ジェームズ・ガーナー、ゲイル・ハニカット、キャロル・オコナー、リタ・モレノ、ジャッキー・クーガン、ブルース・リー、他
レイモンド・チャンドラーの名作ハードボイルド探偵小説シリーズ、フィリップ・マーロウ物の一編『かわいい女(The
Little Sister)』(創元推理文庫・刊)の映画化作品。
脚本を書いているのが当時ブルース・リーの弟子でもあったスターリング・シリファント。彼がブルース・リーの為に役をつくり実現した物で、ブルース・リーの役は主人公マーロウ(ジェームズ・ガーナー)を襲うウインスロー・ウォンという魅力的な用心棒の役でした。
リーの登場シーンは2回あり、まずは事件を調査中のマーロウの事務所にリー演ずるウォンがニコニコしながらフラリと入って来るといきなり近くものを破壊し、(リー特有の笑顔で)ニッコリして一言「良い話を持ってきました」と、マーロウを買収しようとします。マーロウが断ると「いいでしょう」と言い捨て事務所をガタガタに破壊してさっとサングラスをかけて去ってゆくという超カッコいいシーンが一つ目。
もう一カ所はマーロウが黒幕とおぼしき人物を探りにいくとマーロウの背後に影の様にウォンが現れ、マーロウをビルのテラスへと追いつめてゆくシーン。
マーロウをテラスの端に追いつめるのは良いですが、マーロウに跳び蹴りを食らわそうとして「わちゃ〜〜わあああぁぁぁ・・・・」とそのままビルから落ちてゆくのが超情けないシーン。
事務所で暴れるシーンでは「ドラゴンへの道」でも見せた、蛍光灯へのジャンプキックも披露するほか、怪鳥音の原型の気合いもリーは使っていて、一部「アチャー」と叫んでたりもします。
映画自体の内容はともかく、リーのシーンが映画の中で一番強烈なインパクトを残すシーンではあります。
ビデオは1987年にポニーキャニオン時代のMGM/UAビデオからカセット(V158F8668)が発売されましたが、MGM/UAビデオの日本販売権利がポニーからワーナーホームビデオに移行したのに伴って絶版になっています。
【余談】
脚本家のスターリング・シリファントと言えば、代表作『ポセイドン・アドベンチャー』、『タワーリング・インフェルノ』など、アーウィン・アレンと組んだ一連のデザスタームービーでパニック映画ブームを起こした人ですが、『タワーリング・インフェルノ』と言えば、主演がこれまたブルース・リーの弟子のスティーブ・マックイーン、ワーナー映画作品とブルース・リー縁の人ばかり。
もしリーが死ななかったら『燃えよドラゴン』の大ヒットの余波で、シリファント&ワーナーはこのオールスターキャストの映画にもブルース・リーの登場シーンを作ったんじゃないかな、なんて思うのは私だけでしょうか?
Last Modified 22,Nov.1997 takeboh@takeboh.com